下駄修繕顛末

夏の間ずっと、気になって気になっていた事がようやく片付きました。

もうかれこれ5年くらい夏になったら素足に下駄を履いて暮らす生活を送っている私。夏になるとゆかたもよく着ますが、洋服でも常に下駄です。
素足に木の感触が気持ちよかったりとか、
サンダルが苦手だったりとか(素足に皮やゴムが触れているとかぶれる…)
足の形が悪くてサンダルがなかなか足に合わなかったりとか(………)
まあいろいろ理由はありますが、そんなこんなでここ数年は快適な夏を過ごすことができております。

二年前、黒田商店さんで誂えてもらった愛用の下駄があります。
その下駄の履きやすいことといったら衝撃的でした。今までだって専門店で自分の足に合わせて調整してもらった下駄を履いていましたが、まるで別物の心地よさだったのですよ。歩きやすい形や角度を追求してカットされた形の良い台に加え、当たりがよく安定感のある鼻緒、また調整の仕方が絶妙で、最初から一度も鼻緒ヅレなどしたことなし!
とまあそんな下駄なので、そればっかり履いて調子よく歩き回っている内にすっかり下駄底のゴムがすり減り、焼き杉の台までもが少し欠けてしまっていたのですな。他にも数足下駄は持っているものの、履き心地の面で完敗。このままだと私の下駄生活に支障が出てしまいます。早急な修理が必要なのでした。

黒田商店さんは香川県は高松の履物屋さんなので、東京のデパートに出展しているときしか修理を依頼するチャンスがありません。先月、銀座松屋の出店時を狙っていたのですが風邪のため伺えず。今回新宿三越の出店にやっと行くことができました。
すり減ったゴムは張り替え。板の欠けた部分は皮で補修してもらえるそうです。
加えて減りやすい部分に補強もしてもらえるそうなので、ひとまずお預けして修理でき次第送っていただくことになりました。ああ、よかった!
すり減った分は修復できるし、もし台がダメになったら鼻緒を別の台にすげかえることも、鼻緒がダメになったら別の鼻緒にすげ替えることもできるし、和のものはエコロジカルでいいですねえ。

そして、やはり一足しか持っていないとどうしても傷みやすくなるので…来年の事を考えて、もう一足誂えておくことにしました。角形のマットな黒塗りの桐の台に、ホースヘアーのシンプルな鼻緒をすげてもらいました。ちょっとクールな感じでね! もうすっかり秋なのでいつもだったらもうそろそろ下駄は履かないシーズンなのですが、足袋orソックスで下駄っていうのもアリかしら…と思って靴下をはいた状態で調整してもらうことにしました。 

きちんと自分の足に合うように細かく微調整してもらった下駄の履きやすさはやはり絶妙。
ちゅうことで、秋も下駄で歩くよ!